株式会社シンプルプラン

外壁塗装で油性の上に水性塗料を塗っても大丈夫なの?塗り合わせについて簡単解説

お問い合わせはこちら LINEでお問い合わせ

外壁塗装で油性の上に水性塗料を塗っても大丈夫なの?
塗り合わせについて簡単解説

外壁塗装で油性の上に水性塗料を塗っても大丈夫なの?塗り合わせについて簡単解説

2024/04/02

こんにちは。外壁塗装専門店シンプルプランです。

外壁塗装に使用する塗料には大きく分けて「水性塗料」と「油性塗料」の2種類が存在しています。「水性」「油性」と聞くと、水と油のようで相性が悪く聞こえますよね。

そのため以前塗装に使用した塗料は油性塗料だったけど、次の塗り替えの際には水性塗料を使いたいと思った際、

「油性の上に水性を塗っても大丈夫?」

と疑問に思う方もいらっしゃるかも知れません。

本日はそんな疑問を解決するために記事を作成させて頂きましたので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

目次

    油性の上に水性塗料を塗っても大丈夫

    以前油性塗料で塗装を行った住宅、その上から水性塗料で塗装を行う事は可能です。ただしそのまま上から塗ってしまうと塗膜の密着性に不安が残ります(密着不良で剥がれてくる可能性があります)ので、しっかりと処理を行ってから塗装を行う必要があります。ただし水性塗料で塗られている上から油性塗料で塗る場合には塗料の相性によって下の水性塗料が剥がれてきてしまう可能性がありますので注意が必要です。塗装された油性塗料に含まれる溶剤がすでに塗られている水性塗料の塗膜を浸してしまい、膨れやしわが発生する可能性もあります。いずれにしても塗装仕様書に記載されていない組み合わせで塗装を行う場合には目立たない箇所で試験塗装を行うことをおすすめします。

    油性の上に水性塗料を塗る方法

    油性塗料が塗装されている上から水性塗料で塗装を行う際にはサンドペーパーでしっかりと表面を荒らす事で上から塗装を行う事ができます。表面を荒らす理由としては上から塗る水性塗料の食いつきを良くし密着力を上げるためです。表面を荒らす事なくそのまま上から塗ってしまうと塗膜の密着力が弱く剥がれなどの施工不良が発生してしまう可能性があります。

    油性塗料について

    油性塗料とは、有機溶剤としてシンナーを使用している塗料です。含まれている溶剤はVOC(揮発性有機化合物)を排出し、これは人体や環境に影響を及ぼす可能性のあるものです。シンナーの強い臭いがするため、外壁塗装に使用する際には自身や家族、また近隣への配慮も必要となってきます。

    ■油性塗料のメリット

    ・水性塗料に比べて耐久力がある

    油性塗料は水性塗料に比べると耐久力のある塗料です。現在では水性塗料でも負けないほど耐久力のある塗料がありますが、それでもまだ油性塗料の方が高い耐久力を持っています。

    ・ツヤが出やすい

    油性塗料は水性塗料に比べるとツヤが出やすく光沢感がある塗膜が作られます。新築のようなぴかぴかの状態にしたいのであればおすすめです。

    ・乾燥が早い

    油性塗料は溶剤が高い揮発性を持っていることもあり水性塗料よりも乾燥が早いです。そのため比較的気温や湿度に関係なく塗装することができます。

    ・素材を選ばずに塗装することができる

    油性塗料は密着性が高いため水性塗料では剝がれやすい金属部分にも塗装を行う事ができます。

    ■油性塗料のデメリット

    ・臭いが発生する

    油性塗料は溶剤にシンナーを使用するため、塗装の際にシンナーの強い臭いを発生させ人によっては体調を崩してしまう可能性があります。油性塗料の中には弱溶剤を使用し、少しでも臭いを抑えた塗料もあります。

    ・引火性がある

    油性塗料に含まれる有機溶剤は引火性があるため、取り扱いに注意が必要です。

    水性塗料について

    水性塗料とは希釈に水を使用している塗料で、油性塗料に比べると格段に臭いが少ない事が特徴です。また含まれるVOC(揮発性有機化合物)が少なく環境にも人体にも優しい塗料が多いです。

    ■水性塗料のメリット

    ・臭いが少ない

    水性塗料は希釈するのに水を使っているため、シンナーの強い臭いは発しません。そのため塗料の臭いによって体調を崩してしまう事を避ける事ができます。(シンナーの臭いはしないものの、塗料そのものの臭いはします)

    ・VOCの排出が少ない

    水性塗料はVOC(揮発性有機化合物)の排出が少ないため、環境にも人体にも優しい塗料として安心して使用することができます。

    ・引火の恐れがない

    水性塗料は引火性の高いシンナーを使用しないため、火事を起こしてしまう危険性が少ないです。

    ■水性塗料のデメリット

    ・気温の低い時期には乾燥に時間がかかる

    水性塗料油性塗料に比べて乾燥が遅い傾向があり(シンナーよりも水の方が乾燥しにくいためです)、気温や湿度によっては乾燥に時間がかかり工期が伸びてしまう可能性があります。

    ・金属への塗装には向かない

    水性塗料はアルミやステンレスのような金属部分には密着しにくく、そうした金属の部分の塗装には向きません。ただ下地処理を工夫したりすることで塗装できる可能性もあるため、そうした箇所を水性塗料で塗装したい場合にはまずは業者に聞いてみましょう。

    まとめ

    外壁塗装で油性の上に水性塗料を塗っても良いのか?についてお話してまいりました。油性塗料の上に水性塗料を塗る事は可能ですが、塗る前にはサンドペーパーを用いて表面を荒らす必要があります。そのまま塗ってしまうと密着性が悪く剥がれなどに繋がる可能性がありますので、表面を荒らす事で塗料の食いつきを良くし、密着性を上げることで上から塗装を可能にします。また、水性塗料の上から油性塗料を塗る場合には相性によっては密着性等に問題が出る可能性がありますので注意が必要です。

    外壁塗装お見積りのお問い合わせやご質問はお問い合わせフォームまたはLINEからお願いします!

     

    -------------------------------------------------------------------
    株式会社シンプルプラン
    千葉県市川市南八幡5-21-10-2F
    電話番号 : 047‐377‐4620
    FAX番号 : 047‐377‐4621

    -------------------------------------------------------------------

    当店でご利用いただける電子決済のご案内

    下記よりお選びいただけます。