外壁塗装におけるタッチアップの目的と作業内容について

こんにちは、外壁塗装専門店シンプルプランです。弊社では、沢山の種類の塗料を扱っているため、それぞれの壁材に最適な塗装を行うことができます。それによって劣化しずらくなり長持ちする塗装に仕上げることが可能です。塗装に関するどんなお悩みもお気軽にご相談ください！

今回は、外壁塗装におけるタッチアップについて解説していきます。外壁塗装を行った際に傷や塗り残しなどが見つかった場合部分的な補修塗装を行うことを「タッチアップ塗装」と言います。本記事ではタッチアップ塗装の目的や作業内容などについて詳しくお伝えいたします。

タッチアップ塗装とは、外壁や屋根などの塗装施工を行うと最後に仕上げ塗装を行います。しかし、その後の塗装面に細かい傷や塗り忘れ等が見つかってしまったことがあるかもしれません。そんな時に行う補修塗装を行うことです。タッチアップ塗装は大きく分けて2種類あります。

• 外壁の部分的なタッチアップ：外壁の一部に傷や汚れ・塗り残しがあるものの、全体を塗り替える必要がない場合に部分的にタッチアップを行うこと。欠陥を目立たなくするだけなのでお金や時間をあまりかけず行うことができます。また、あたかも手を加えていないように見せるためにわざと少し汚れを残したりすることもあります。
• 釘を隠すタッチアップ：すでに塗装された板材を貼り付けるだけで仕上げることができ、おしゃれなデザインなどバリエーションが豊富であることから近年人気を集めているのが外壁サイディングという外壁部材です。これを釘で留めたときに釘の部分から塗装が劣化していく可能性もあるため釘の部分に塗装を行います。

上記のように塗装工事の手直しや塗り直しだけでなく外壁サイディングなどのすでに塗装された外壁部材を釘留めした後にくぎを隠すために塗料を塗ることなどもタッチアップ塗装と言います。

タッチアップ塗装を行う目的は見た目をよくすることはもちろんですが、外壁塗装をより長持ちさせることにもあります。タッチアップ塗装で補修を行う＝塗装が不十分であるということです。そのため、外壁が直接雨風や紫外線にさらされてしまいます。塗装の劣化はそんな塗装の弱い部分から進行して、周囲にまで悪影響を及ぼします。そのため細かい部分でもタッチアップを行うことで長い目で見た時に長持ちさせることができるのです。

一般的なタッチアップ塗装の作業工程は以下の通りです。

1. 塗装部分の汚れを除去し、下地調整を行う：汚れが付着したまま塗装を行うと塗装の性能を発揮することができないためしっかり除去することが大切です。また、下地の状態や使用されている塗料などを確認し、適切な処理を行います。
2. タッチアップ用の塗料を準備：タッチアップ塗料の色と外壁塗装に使用された塗料の色が違ったり、異なる性能を持っているとなじまないため同じものを準備する必要があります。また、色合わせをして乾燥した状態の色が合っているかに注意しましょう。
3. 補修する範囲に応じて塗装を行う：補修する部分の大きさはそれぞれで異なります。そのため状況に応じて使用する道具を使い分けながら慎重に施工します。

タッチアップ塗装は単に傷や塗り忘れを隠すだけでなく外壁全体の劣化を防ぐ役割を果たしています。ほんの小さな傷でも年数が経過すると傷が深くなったり目立つようになったりなど劣化が進行してしまいます。そうするとその部分から塗装がはがれやすくなり最悪の場合下地の材料にまでダメージを受けてしまうリスクが高まってしまいます。また、劣化した状態を放置してしまうと外壁全体の塗り替えを行わなければならなくなってしまいます。これらを防ぐためにも早めのタッチアップ塗装を行うことが重要となります。

タッチアップ塗装を行う際の注意点として主に以下の2つが挙げられます。

• 塗り残し：塗膜の損傷状況などをしっかり把握したうえで施工を行い、塗り残しがないように注意することが大切です。
• 汚れなどを除去：しっかり汚れを除去しておかなければ塗料が定着しません。また、塗料の量が多すぎると盛り上がってしまい不自然な仕上がりになってしまいます。綺麗な仕上がりにするためにきちんと除去作業を行いましょう。

タッチアップ塗装はいかに補修部分だけが目立たないようにするか、他の外壁部分と色が違ってないかなどに注意して施工する必要があるため職人の技術力が問われます。そのため、実績や経験が豊富である専門店などに依頼する必要があります。また、外壁塗装で使用した塗料に余りがあったりする場合は保管しておくとそのまま使えたり、既存の塗料と違う塗料を使用するといったトラブルなどが起こりずらくなります。