水性塗料と油性塗料の違いについて｜特徴を解説

こんにちは！市川市を中心に様々な建物の外壁や屋根塗装を承っております外壁塗装専門店シンプルプランです。お家の塗装メンテナンスを考えるとき、塗料の種類についてたくさんの内容があるということを始めて知られる方も多いのではないでしょうか？外壁塗装や屋根塗装で使用する塗料にはそれぞれ違いや特徴を持った種類がたくさんあり、お客様が望む性能を叶えられる塗料をオススメしていく事になるのです。そんな種類の違いの中でも、今回は『水性塗料』と『油性塗料』の違いに注目していきましょう。これらは具体的にどう違い、どのようなメリット・デメリットのある塗料なのでしょうか？提案された塗料に対して納得できるためにも、その特徴をしっかりと把握していきましょう。

まずは水性塗料について詳しく解説していきます。塗料は、塗りやすくするために原液となるものを希釈させて使います。その希釈に水を使用してできている塗料のことを水性塗料と言います。昔ながらの塗料といえば油性塗料であった為、水で希釈させて出来る水性塗料では耐久年数が期待できないとされていましたが、近年塗料メーカーの開発の向上から、今では油性塗料と遜色ない程度の耐久年数を持つ水性塗料が登場し、価格帯的にも負担なく検討出来る塗料となります。

水性塗料のメリットは、塗料独特の臭いが軽減されているという点です。塗料のニオイは要は希釈剤の臭いがメインになっている為、水で希釈させている水性塗料では塗装期間中に発生する臭いを軽減させられるのです。油性塗料のニオイを長時間吸い込み続けると、頭痛や吐き気などの症状を発生させてしまう可能性がある反面、この水性塗料であればそういった健康上に現れるトラブルを防ぐ事ができます。ただし、塗る素材の種類に制限があるという点がデメリットとなります。金属やゴム状の場所については水性塗料での塗装は出来ないケースが多い為、素材に適切な塗料を選ぶ必要があります。

水性塗料は一般家庭の塗替えにはとてもオススメの塗料といえます。高齢者やお子様・ペットなどと住まわれている建物でも、どなたの健康被害に対しても心配をする必要がない塗料を使用することで、塗装期間中も安心して生活し続ける事が出来るでしょう。一般的なサイディング住宅であれば水性塗料でも十分に保護機能をもたらす事ができますので、不安なく検討して問題ない塗料です。

反して油性塗料とは、希釈剤をシンナー等の有機溶剤と呼ばれるものを使用することでできた塗料のことを言います。ここで使う希釈剤の臭いがそのまま塗料のニオイとなる為、油性塗料を使用すると、昔ながらの塗料のニオイが感じられるようになります。有機溶剤にも種類がありますが、一番一般的なものがシンナーになります。

そんな油性塗料、塗る素材を選ばず塗れる点においてはメリットになることでしょう。また、油性塗料の方が水性塗料に比べて高耐久性を持っていることから、塗り替えが繰り返し行う事が難しい様な建物の塗装メンテナンスの場合にはあえて油性塗料を使用することもあります。

定期的な塗替えが難しい様なマンションや集合住宅・高層ビルなどの塗替えには、より高耐久を求めるために油性塗料を使用することがあります。金属部分への塗装も行う事ができますので、場所やシーンによっては今でも第一線で選ばれる塗料の種類です。

今回は水性塗料と油性塗料の違いについて解説してきました。それぞれに特徴がありますので、どんなメリットデメリットがあるのかを事前に把握することで後悔のない塗料選びを進めていくことが出来るでしょう。