スレート外壁とは一体どんな建材?その特徴についてお話します
2024/05/24
こんにちは!市川市の外壁塗装専門店シンプルプランです!
皆さんは一般住宅にはあまり使用されない「スレート外壁」という外壁材についてご存じでしょうか?
「聞いたことない」「知ってるけど、どんな特徴があるのかは分からない」「どんな建物に使われてるの?」と人によって様々だと思います。
本日はそんなスレート外壁についてどんな外壁材なのか、その特徴や主な使用場所についてお話させて頂きます!
目次
スレート外壁ってどんな見た目?
波打った形が特徴
スレート外壁は波打った形が特徴の外壁材です。波の大きさにも種類があり、スレート外壁は「大波スレート」「中波スレート」「小波スレート」と波の大きさによって3種類ほどに分かれています。
・大波スレート
大波スレートはスレート外壁の中でも代表的なものです。よく屋根や外壁に使用されます。不燃の材料であるため火事を起こしにくくまた火事が起きても被害を抑える事ができるため、主に熱や火のような火事の危険があるものを取り扱う工場などで使用されています。
・中波スレート
大波スレートと小波スレートの間を取った波の幅を持つスレート外壁材です。以前は金属で製造された中型スレートがありましたが、現在では小波スレートや大波スレートが主流となっているためあまり見かけないスレート外壁材です。
・小波スレート
小波スレートは大波スレート、中波スレートよりも波の幅が小さいスレート外壁材で、一般住宅の外壁材として使用されることがあります。波の大きさは大波スレートの半分ほどとなっています。
スレート外壁ってどんな建物に使われてる?
スレート外壁は工場や倉庫などによく使用される外壁材です。スレートでできた外壁は耐火性や耐久力に優れているため、耐久性を重視する倉庫や火事のリスクを下げたい工場などの外壁に重宝されよく使用されています。またスレート外壁は外壁材としてもコストが低いという事や塗装の他にも破損した箇所のみ取り換えるという事もできるため、コストを抑えて耐久性のある外壁にしたい。また防音性が欲しい場合等にも使用されます。スレート外壁は工場や倉庫に良く使用されますが、一般住宅にも使用されることがあります。
スレート外壁って何からできてる?
スレート外壁には主に2種類のあり、使用されている原料によって種類が分かれます。
・天然スレート
粘板岩から作られたスレート外壁材です。天然石材から切り出して製造するため防火性や防水性に優れており、自然の美しい風合いが表現できます。重厚感・高級感のある外観にすることができますが、一方で施工費用が高い外壁材です。
・人工スレート
材料を組み合わせる事で人工的に作られたスレート外壁材です。「石綿スレート」「繊維スレート」とも呼ばれており、アスベストを使用して製造されたのが石綿スレート、アスベストの使用が禁止された後にアスベストの代わりに繊維を使用して製造されたのが繊維スレートです。現在では天然スレートよりも人工スレートの方が主流になって使用されています。
スレート外壁の特徴
・施工コストが安い
スレート外壁はセメントや繊維から製造されている人工的なものであれば基本的に安いコストで施工する事ができます。そのためコストを抑えて耐火や遮音性能のある外壁材にしたい場合には外壁材として候補に入ってきます。
・耐火性、遮音性がある
スレート外壁は国からも不燃材料に指定されているように燃えにくい外壁材のため、建物の火災リスクを下げたい場合に使用でき、また遮音性があるため騒音が気になる場合の建物にも使用候補にあがります。ただ高い耐久性能を持つのは小波スレートなどに比べて厚みがある大波スレートのみです。
・カビやこけが発生しやすく汚れやすい
スレート外壁はセメントや繊維から製造されているため表面が凸凹としていてざらついています。そのためその凸凹にほこりなどが引っかかり汚れやすいです。またスレート外壁は波型の外壁材のため、その波型の凹んでいる部分に汚れが溜まりやすいという特徴もあります。
・撥水性が低い
スレート外壁自体は防水性能が低く耐久性もそこまで高くありません。そのためスレート外壁の防水性を維持し耐用年数を最大まで伸ばすためには定期的に塗装を行う必要があります。
スレート外壁は塗装できる?
スレート外壁は穴が開いたり割れたりした箇所のみを取り換えて補修する場合が多いものの、塗装での補修も可能です。お話してきた通り、スレート外壁自体には防水性能がほぼなくセメントや繊維から出来ているため水にも弱いです。塗装せずにそのままにしてしまうと雨などによって劣化が進み実際の耐用年数よりも短い期間で破損してしまう可能性があります。そのためスレート外壁をの耐用年数を最大まで伸ばすためには定期的に塗装し防水性能を保つ必要があります。スレート外壁を塗装する際にはスレートの劣化が進んでいると高圧洗浄に耐えられず破損してしまう可能性があるため注意が必要です。
スレート外壁について。まとめ
スレート外壁はその耐火性や耐久性の高さから主に倉庫や工場の外壁に使用されていることが多い外壁材です。見た目には波打っている形が特徴で、その波の大きさによって「大波スレート」「中波スレート」「小波スレート」と種類が分けられています。大波スレートは厚みもあり耐久力も高いため工場や倉庫に使用されるようなスレート外壁は大波スレートであることが多いです。補修方法としては穴が開いたり割れたりして破損してしまった箇所のみを取り換えるのが一般的ですが、塗装を行うことで美観を取り戻し防水性能を上げ、スレート外壁材の耐久力を上げる事も可能です。
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