コーキング撤去に必要な道具と撤去方法とは?
2024/04/23
こんにちは。市川市の外壁塗装専門店シンプルプランです。
外壁材の目地にあたるコーキングは経年劣化で柔軟性や弾性を失い、防水性や建物の受ける負荷を軽減する性能が落ちていきます。そのためコーキングは定期的にメンテナンスを行い打ち替える必要があります。
コーキングを打ち替える際にはまず古いコーキングを撤去する必要があります。
古いコーキングの撤去をしっかり行っておくことで新しいコーキングの密着性も上げられます。ではそんなコーキングの撤去方法についてどのような道具を使用しどのように行うのでしょうか?
目次
コーキング撤去に使用する道具
・カッター
コーキングが密着している外壁材の左右をカッターで切りコーキングを撤去するために使用します。カッターの変わりにスピンカッターというインパクトドライバーにつけて使用できるシーリング材撤去用工具を使用する場合もあります。
カッターを使用する場合には途中で刃がダメになっていくため替えの刃も必要ですし、スピンカッターを使用する場合にはインパクトドライバーのバッテリーが必要になります。
・ペンチ
コーキングを剥がして撤去する際に使用します。手で引っ張るよりも簡単にコーキングを撤去していくことができます。
・マイナスドライバーもしくはヘラ
コーキングを撤去する際に外壁材に残るコーキングの残りを削るために必要になります。旧コーキングが残ってしまうと新しいコーキングの定着力が悪くなってしまい、剥がれなどの施工不良に繋がる可能性があります。
・プラスドライバー
プラスドライバーはコーキングを撤去する際に邪魔になってしまうエアコンのカバーを外すために使用する事があります。
【コーキング施工する場合】
・ボンドブレーカー
・下地剤(プライマー)
・養生
・コーキング剤
コーキング撤去する方法
【コーキングの撤去方法】
・カッター、もしくはスピンカッターを使用してコーキングを切っていく
カッターやスピンカッターを使用してコーキングを切ります。カッターで切る際には刃に角度をつけ、できる限りコーキングを残さないように切っていきます。
・コーキングを剥がしていく
剥がしづらい場合にはペンチを使用してコーキングを剥がしていきます。
・残った旧コーキングを撤去する
剥がしたあとに残った古いコーキングはカッターで切りなおしたりヘラやマイナスドライバーなどを使用してこそぎ落していきます。しっかりと旧コーキングを撤去することで新しいコーキングの密着力を上げます。
【撤去後、コーキングをする場合】
・養生をする
紙テープを使用して目地の両側に養生をします。コーキング剤が横から漏れたりしてしまわないように凸凹している箇所にもしっかり未着させていきます。
・ボンドブレーカーを貼る
必要がある場合にはボンドブレーカーを目地に貼っていきます。ボンドブレーカーとはコーキングが内部に張り付かないようにするためのもので、コーキングは外壁材に2面でくっつく方がコーキングにかかる負担が軽減され寿命が長くなりますので、外壁の下地にコーキングが張り付いてしまわないようにするためのものです。(建物によってはボンドブレーカーは貼らずに3面接着をします)
・プライマーを塗る
コーキングの下地材です。コーキングと外壁材との密着力を上げるために必要なものです。上記でお話したボンドブレーカーについてしまうとボンドブレーカーにもコーキング剤が密着してしまうため、目地の左右だけにつくように塗っていきます。
・コーキング剤を充填する
プライマーまで塗れたらコーキング剤を充填していきます。
コーキング撤去に使用する道具、
カッターとスピンカッターどっちがいいの?
【カッター】
カッターの刃を斜め25度~30度ほどにし、板に当てながら切っていきます。
コーキングが取りづらい場合にはラジオペンチを使用して取ります。
残った既存のコーキングは専用のヘラを使ってこそぎ落します。
・カッターを使用するコーキング撤去のメリット
慣れている方は手早く撤去していくことが出来ます。
・カッターを使用するコーキング撤去のデメリット
カッターでコーキングを撤去すると切りきれず撤去しきれなかったコーキングが残るため、再度カッターで切ったりヘラなどを使用して古いコーキングをこそぎ落とす必要があります。
【スピンカッター】
スピンカッターとはインパクトドライバーにつけて使用するコーキングを撤去するための専用の先端の部品です。右回転はコーキングを正面から見て右側、左回転はコーキングを正面から見て左側のコーキングに使用し、コーキングを切っていきます。
・スピンカッターを使用するコーキング撤去のメリット
先端を回転させて切っていくため、コーキングを切ったあとにカスが残りにくいです。撤去したあとに残ったカスを再度カッターで切ったりヘラやドライバーなどでこそげ落とす必要が無くなります。
・スピンカッターを使用するコーキング撤去のデメリット
スピンカッターはインパクトドライバーにつけて使用するため、外壁と配管が近くなっているような狭い箇所では使えず、またインパクトドライバー自体が重たいというデメリットがあります。また慣れていない場合にはコーキングから外れてしまい外壁材を傷つけてしまう可能性があります。バッテリーも持って作業を行うか、適宜充電をする必要があります。
まとめ
コーキングの撤去方法と必要な道具についてお話させて頂きました。しっかりとコーキングを撤去することで新しいコーキングの密着性を良くしコーキングの耐久力も上げる事ができますので、丁寧なコーキングの撤去は必須です。コーキングの撤去は初めての作業だと中々綺麗にいかないかとは思いますが、慣れてくれば手早く撤去していけるようになりますよ。
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