モルタルの外壁塗装にかかる費用は？安くする方法はある？

こんにちは！市川市にある外壁塗装専門店シンプルプランです。

外壁材としてよく使用されているモルタル。モルタルとは、セメントや砂・水を一定の比率で混ぜて練りこんだ建材材料です。外壁材として使用されるほか、タイルを張り付けるための下地にもなっています。

現在の住宅によく使用されているサイディングボードは外壁材と外壁材の間に目地が発生してしまいますが、モルタル外壁はその目地が発生しないため統一感のある外壁になっています。

さてそんなモルタルですが、セメントや砂を原料としているため水に弱い性質があります。そこで定期的に外壁塗装を行う事で防水性能を維持させる必要があります。

ではそんなモルタルの外壁塗装を行う際の費用相場はいくらくらいなのでしょうか？また、できるだけ安くするコツはあるのでしょうか？解説させて頂きます！

モルタル外壁の外壁塗装に必要な費用は実際の塗装面積や使用する塗料にもよりますが30坪で70万～が費用相場です。

前述の通りモルタル外壁は水に弱いため、定期的に外壁塗装を行う事で塗膜によって外壁の防水性能を維持する必要があります。外壁塗装の際にはひび割れしやすい性質を持っている事もありその補修に関しても費用がかかるため、外壁の状態によっては相場よりも高い費用がかかってしまう場合もあります。

・モルタル外壁塗装の
【ウレタン塗装：30坪60万～】

ウレタン塗料はシリコン塗料に比べて費用を抑えて外壁塗装を行う事ができます。多くの種類がある他、塗膜に密着性があるため素材を限定せずに塗装を行う事が出来る点が特徴です。弾性を持っているためひび割れしやすいモルタルの外壁塗装には相性が良い塗料とも言えます（ただし弾性については工夫次第で他の塗料を使用しても程度持たせることができます）デメリットとしてはシリコン塗料よりも耐用年数が短い点や紫外線に弱い点などがあげられます。

・モルタル外壁塗装の
【シリコン塗料：30坪70万～】

シリコン塗料は費用面と耐用年数の面から見てコスパの良い塗料として人気のある塗料です。親水性を持っており汚れに強いという面があります。またウレタン塗料に比べると紫外線に強く耐候性が高いと言えます。

・モルタル外壁塗装の
【フッ素塗料：30坪90万～】

フッ素塗料はフッ素樹脂を配合している塗料で、優れた耐久性や耐候性を持っています。高い耐候性を持ち汚れにくい特徴を持っている他、耐摩耗性にも優れており光沢が長持ちしやすいです。費用としてはシリコン塗料よりも高くなってしまいますが、その分耐用年数も長いです。ただし塗膜が固いため、ひび割れには弱い一面もあります。

・モルタル外壁塗装の
【無機塗料：30坪100万～】

無機塗料は無機物を主成分としている塗料で、フッ素塗料よりも耐用年数の長い塗料です。また無機物を主成分としているため紫外線にも強く劣化しにくい他、燃えにくいというメリットもあります。ただし無機物には柔軟性が無い事からも塗膜が固くひび割れしやすいデメリットがあります。

・弾性塗料

モルタル外壁はひび割れやすいため、塗膜に柔軟性を持つ弾性塗料を使用して外壁塗装をするのがおすすめです。しかし弾性塗料は耐用年数が短いというデメリットがあるため、下塗り塗料に弾性のあるものを使用し弾性塗料を使用しなくてもある程度の弾性を塗膜につける事のできる「微弾性フィラー工法」や中塗りに弾性塗料を使用し計5回塗りを行う事で耐久性を上げる「複層弾性工法」を使用する事もあります。

・ひび割れ

髪の毛ほどの細さのヘアクラックと呼ばれるひび割れはまだ大丈夫なのですが、幅0.3mmを超えるようなひび割れには注意が必要です。そのひび割れの深さによって雨水が内部にまで入り込んでしまい、モルタル外壁内部の劣化に繋がります。

・チョーキング

外壁塗装の塗膜が劣化している症状の一つにチョーキングがあります。チョーキングとは、外壁を指で擦った際にチョークの粉のようなものが指につく状態のこと。塗膜が防水性を失い始めている証拠であり、放置してしまうと塗膜を貫通して水分がモルタルに含まれてしまい、モルタル外壁自体の劣化につながります。

・浮きや剥がれ

塗膜が劣化し防水性能を失ってくると水分が塗膜に浸透しモルタルの下地にまで及んでしまう可能性があります。モルタル下地にまで及んだ水分は蒸発する際に塗膜を押し上げたりするため浮きや剥がれの原因に。ほっておくと下地へのダメージが進行し再塗装だけではなく外壁自体の補修が必要になってしまう可能性も。

・コケやカビなどの汚れ

モルタル外壁は凹凸がある他、塗膜が経年劣化してくると防水性能を失い水分を吸ってしまうようになってしまいます。凹凸に汚れが溜まりやすいモルタルは防水性能を失い水分を含みやすくなってしまうとカビやコケが発生しやすくなります。

モルタル外壁の耐用年数は30年です。塗膜の耐用年数に合わせて外壁塗装を定期的に行う事でモルタル外壁の寿命を延ばす事ができる一方で定期的な外壁塗装を怠ってしまうとより短い期間でモルタルが劣化し外壁の塗り替えでは補修できなくなってしまう可能性もあります。

モルタル外壁の外壁塗装を行うためにかかる費用相場は70万～。これは外壁の状態や外壁塗装に使用する塗料の種類、また実際の塗装面積などでも異なってきます。モルタルはひび割れやすい事から、外壁塗装におすすめの塗料は弾性塗料もしくは塗膜に弾性を持たせる方法で施工する工法です。モルタル外壁はその原料からも水に弱い性質があるため、定期的なメンテナンスと塗り替えを行うようにしましょう。