アパートの外壁塗装で頭痛が…その対処方法とは？

こんにちは。市川市にある外壁塗装専門店シンプルプランです。

皆さんの中に現在アパートやマンションにお住まいの方はいらっしゃいますでしょうか。

お住まいのアパートやマンションに対して補修が必要となり、外壁塗装工事が始まることもあるでしょう。

そして住んでいるアパートの周辺に足場が組み立てられ外壁塗装が始まり、その影響で頭痛に悩まされてしまう方がいらっしゃるかも知れません。

では、なぜ外壁塗装によって頭痛に悩まされてしまう事があるのでしょうか？またどのような対処方法があるのでしょうか？ご紹介いたします。

【塗料の臭い】

アパートの外壁塗装によって起きる頭痛の一番の原因はやはり塗料の臭いかと思います。外壁塗装に使用される塗料は大きく分けて「水性塗料」と「油性塗料」があり、特に油性塗料は強い臭いを発生させるため、外壁塗装に使用した場合にはその強い臭いに対して頭痛を起こしてしまう可能性があるかも知れません。

以下に「水性塗料」と「油性塗料」の特徴について簡単に解説させて頂きます。

水性塗料は塗料の希釈に水を使用するタイプの塗料です。希釈に水を使用するため臭いは控えめで、「VOC（揮発性有機化合物）」の排出が少なく人体や環境にやさしい塗料が多いのが特徴です。ただし油性塗料に比べると耐用年数が短く乾燥にかかる時間が長いため、寒い時期の塗装には向かない場合があります。（耐用年数については年々油性塗料に負けなくなってきてはいます）

油性塗料は塗料の希釈にシンナーを使用するタイプの塗料です。希釈にシンナーを使用するため、油性塗料を使用する際にはシンナーの強い臭いが発生します。シンナーは水よりも揮発性が高いため油性塗料は水性塗料に比べると乾燥が早く、また耐用年数も長めな一方、希釈にシンナーを使用するため水性塗料よりも少しコストが高い傾向にあります。

つまり、アパートの外壁塗装を行っている際に頭痛の原因となる強い臭いは油性塗料のシンナー由来であることが多いです。シンナーの強い臭いは塗装を行っている間と塗装後数日は臭います（大体1週間程度が目安です）

・換気

アパートの外壁塗装の頭痛の原因となる空気を入れ替える方法です。しかし外壁を塗装している訳ですから、塗装している面の窓をあけるとより臭いが入り込んでしまいます。また換気扇を回す場合でも換気扇は外からの空気を取り込んで循環させるもののため、かえって臭いが強くなってしまう可能性はあります。そのため外壁塗装期間中に換気をする場合は外壁塗装が終わってから、もしくは外壁塗装をしている側ではない窓がある場合にはそこを開けて換気をするなどしましょう。

・マスク

マスクを着用するのもアパートの外壁塗装の頭痛の対処方法として一つ上げられます。ただし布マスクや不織布マスクは外壁塗装の臭いに対してはあまり効果がありません（しないよりはマシですが…）外壁塗装の臭いに対して有効なマスクとしては活性炭入りの不織布をおすすめします。またそれでも臭いが気になる…といった場合にはシンナーのような有機溶剤専用の防毒マスクもありますのでどうしてもつらいという場合には使用してみてもいいかも知れません。

・外出する

どうしても臭いに耐えられず頭痛が止まらない場合には外壁塗装期間中は外出してしまうのも手です。とはいえアパートの外壁塗装は長期間に渡るため、ホテルなどを取ると費用がかかってしまうのが難点ではあります。

外壁塗装の臭い対策に対しては油性塗料ではなく水性塗料を使用する事で最も臭いを抑えて外壁塗装を行う事ができますが、アパートのような住んでいる建物の外壁塗装である場合には使用する塗料を選択することはできないかと思います。そのため基本的には上記のような対応をして外壁塗装期間が過ぎるのを待つしかありません。では、具体的にはどれくらいの間外壁塗装の臭いからくる頭痛に耐えなければならないのでしょうか？

住宅の外壁塗装の場合は3日～1週間ほどで臭いは気にならなくなりますが、アパートの場合は大規模な外壁塗装となるため場合によっては1か月～数か月ほど臭いに悩まされることになります。その間どうしても体調を崩してしまい家にいられないという場合には一度管理会社に相談してみるのも手かも知れません。ただアパートの外壁塗装の場合には管理側も保守の一環として行っており、住人が安全にアパートに住んでいくために必要な事ではあるため、根本的な解決にはつながらない可能性があります。

アパートの外壁塗装中に起きてしまう頭痛の原因の多くはその臭いです。外壁塗装に使用できる塗料のうち油性塗料が特に臭いが強いため、油性塗料のシンナー臭によって頭痛が引き起こされている可能性が高いでしょう。外壁塗装中の臭い対策としては「換気」「マスクの着用」などがあります。もしこれらの対処方法を行ってみてもどうしても耐えられないという場合には外壁塗装期間中は外出するなどの対処が必要となってしまいます。