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外壁塗装って5回塗りって必要?その効果と必要性について解説

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外壁塗装って5回塗りって必要?その効果について解説

外壁塗装って5回塗りって必要?その効果と必要性について解説

2024/05/13

こんにちは!外壁塗装専門店シンプルプランです。

皆さんは外壁塗装は何回塗りするのが通常かご存じでしょうか?実は外壁塗装は「3回塗り」が通常の仕様です。しかし中には4回塗りや5回塗りを行う場合もあり、お客様の中には「本当に5回塗りが必要なの?」「3回塗り仕上げよりも5回塗り仕上げの方が良い気がする」という方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は外壁塗装において本当に5回塗りが必要なのかどうか、5回塗りを行うとどのような効果が得られるのかについてお話させて頂きます。

目次

    外壁塗装で5回塗りをすることはある

    外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りを行うのが通常で、4回塗り、5回塗りのように複数塗装する事は通常ではあまり行いません。ただそういった複数回の塗装が必要となる場合も確かにあるため、外壁塗装をする際に5回塗りを行う事はあり得ます。では、外壁塗装においてどういった時に5回塗りが必要となるのでしょうか?詳しく解説いたします。

    外壁塗装で5回塗りが必要となる場合

    ・外壁材の劣化状態に応じて5回塗りが必要となる

    外壁材が劣化していると外壁塗装の際に塗料を多く吸い込んでしまうため、3回塗りでは塗料をたくさん吸い込む場所とあまり吸い込まなかった場所で見た目にもムラになってしまったり塗膜が均等に形成されず剥がれやひび割れなどの不具合につながる可能性があります。そのため塗装を行う外壁材の劣化状態に応じてしっかりと規定の厚さの塗膜を形成するために4回、5回と塗り重ねる必要が出てきます。

    しかし5回塗りが必ずしも良い訳ではない

    中には「3回塗りよりも5回塗りの方が長持ちするんじゃないの?」「たくさん重ね塗りしてもらった方が良い気がする」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。しかし塗膜には「適切な厚さ」というものが存在しており、それは塗料ごとに決められています。その厚さを越えて塗り重ねてしまうとかえって不具合が出てしまう可能性があるため、外壁塗装において5回塗りが必ずしも良いという訳ではありません。

    ≪適切な塗布量を越えて塗装した場合に起こる可能性のある不具合≫

    ・塗膜の膨れ

    適切な塗布量を超えて塗装した場合、塗膜が必要以上に厚くなってしまいます。そうすると塗膜の外側だけ乾燥してしまい塗膜の中まで乾燥できていないという状態になってしまう可能性があります。乾燥しきれていない塗料に閉じ込められた空気や水分が温度の上昇などで膨張したり気化した際に表面の塗膜を押し上げ、塗膜の膨れに繋がる場合があります。

    ・塗膜の割れ

    塗料を必要以上に厚く塗りすぎてしまうと乾燥中や乾燥後のひび割れの原因となってしまいます。塗膜の膨れの原因同様、表面のみが先に乾燥してしまうことで塗膜の収縮にアクシデントが発生してしまい、ひび割れが発生する可能性があります。

    ・塗膜の剥がれ

    塗膜が割れるとそこから雨水が入り込んだりして今度は塗膜の剥がれに繋がります。塗膜が剥がれてしまった箇所は外壁の下地が直接太陽光や雨風に晒されるようになってしまい、下地の劣化が早まります。また塗膜が厚いと付着不良にも繋がるためそうした理由からも剥がれに繋がる可能性があります。

    ・塗膜本来の力が発揮できない

    不用意に5回塗りを行い塗膜を厚くしてしまうと硬度や耐薬性などの本来塗膜が持てるはずの性能を十分に発揮する事が出来なくなる可能性があります。

     

    こうした不具合が起きる可能性があることから、必要性が無いのにも関わらず5回塗りを行うなどして塗膜を規定よりも厚くしてしまうのは良くありません。外壁塗装において3回以上塗装を行うのは下地の状況などをプロの目でしっかりと見極めて必要に応じて行う必要があります。

    5回塗りを行う際の外壁塗装の手順

    では、外壁塗装において5回塗りを行う場合の手順はどのようになるのでしょうか?

    ≪5回塗りを行う場合≫

    ①下塗り(1回目)

    5回塗りを行う外壁塗装では下塗りを3回行います。外壁下地が塗料を吸い込みますので、業者によっては1回目と2回目、3回目の下地塗料の種類を変える場合があります。例えば1回目の下塗りでは「シーラー」を使用して下塗りを行い、下地が必要以上に塗料を吸い込んでしまわないようにする場合があります。

    ②下塗り(2回目)

    下塗り塗料を変更する場合、2回目、3回目の下塗りではフィラーを使用する場合があります。フィラーは劣化して痩せてしまっている下地の傷や剥がれなどを埋めて補強する役割があります。

    ③下塗り(3回目)

    フィラーで行います。フィラーを塗り重ねることでより下地が劣化している部分を補強しカバーします。

    ④中塗り(4回目)

    中塗りでは上塗りと同様の塗料を使用して塗装を行います。中塗り、上塗りと言いますが実際には上塗りを2回行うようなイメージです。

    ⑤上塗り(5回目)

    上塗り塗料を塗り重ねていきます。2回塗り重ねることで塗装のムラを無くし均一で発色の良いしっかりとした塗膜にすることができます。

     

    ちなみに…

    ≪3回塗りの場合≫

    ①下塗り(1回目)

    ②中塗り(2回目)

    ③上塗り(3回目)

    3回塗りの場合は5回塗りの際には3回行っていた下塗りを1回にし、塗装をおこないます。スタンダードな塗装であり、下地の状態にもよりますが3回塗りで十分な強度の塗膜が形成されます。

    まとめ

    外壁塗装において5回塗りは本当に必要か?についてお話してまいりました。外壁塗装は3回塗りで塗装を行うのが通常ですが、下地の状態によっては5回塗りが必要となる場合があります。外壁下地は劣化が進むと塗装を行っても塗料をぐんぐんと吸い込んでしまう場合があり、3回塗りでは塗装にムラができてしまう可能性があります。そうした場合に下地が必要以上に塗料を吸い込んでしまわないように下塗りを3回行い、計5回塗りで外壁塗装を仕上げる場合があります。ただし必要ではないのに5回塗りを行ってしまうと必要以上に塗膜が厚くなってしまいかえって不具合が生じる可能性がありますので実際にはプロの目で見て何回塗りが最適なのか見極める必要があります。

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