アパートで雨漏りをする原因とその対処法について。誰が直すべき？

こんにちは。市川市の外壁塗装専門店シンプルプランです！

住宅は経年劣化で外壁や屋根が傷んできます。それはアパートのような賃貸も変わりません。

劣化症状を放置してしまうと結果として雨漏りなどに発展し、そのままでは済み続ける事が難しくなってしまう場合があります。

住んでいる家が雨漏りした場合には自分で費用を出して修繕するものですが、もしアパートのような賃貸で雨漏りの被害を受けた場合にはその修繕費は誰が負担するのでしょうか？

本日は「住んでいるアパートが雨漏りした！」という場合、誰が修繕費を出して雨漏りを直すのか、またどのような対処をすればいいのかについてお話させて頂きます。

アパートに住んでいて雨漏りの被害に合った場合、基本的には大家さんや管理会社が修理費を負担して雨漏りの修理を行います。というのもアパートが雨漏りしている状態では部屋に住むという住居者の目的を果たす事が難しいためです。しかし雨漏りの理由によっては修理費は住居者負担となります。例えば「お風呂場のお湯を止め忘れて溢れた結果下の階に浸水した」など住居者に雨漏りなどが起きた原因がある場合にはその修理費は原因を作った住居者が負担することになります。

・写真で撮っておく

アパートの部屋で雨漏りが起きている場合、部屋の中の物が濡れてしまい大変慌ててしまうかと思います。しかし慌てて片付けてしまう前に必ず写真を撮っておきましょう。撮っておいた写真は「雨漏りでどれだけの被害が出たのか」の証拠となります。先に片づけてしまって後から「これに被害があったから保証して欲しい」と言っても聞き入れてもらえない可能性が高いため、片付ける前に必ず被害状況を写真に撮っておきましょう。また撮った写真は雨漏りについて自分が加入している家財保険を使って負担する場合にも証拠として使用できる可能性が高いです。そのためアパートで雨漏りが起きている場合は慌てる気持ちを落ち着けてまずは写真を撮っておきましょう。

・応急処置を行う

アパートで雨漏りが起きている場合、濡れた壁や床をそのままにして過ごしてしまうと住居者が修理費を負担するように言われてしまう可能性もあります。そのため住居者としても「出来る限りの処置は行った」「処置は行ったけどこれだけの被害はやむおえず防げなかった」と証言し証明できるよう応急処置をおこないましょう。まずは雨漏りで塗れてしまっている床などはよく拭き、電子機器は漏電する可能性があり危険なためコンセントを抜いておきましょう。

・管理会社や大家に連絡

写真を撮り応急処置を行いつつ、大家さんや管理会社に連絡し雨漏りの状況などを説明しましょう。この時もし大家さんに「後で雨漏りを直してもらうように業者に頼んでおきます」等と言われた場合には「いつ連絡するのか」「いつ修理に来てもらえるのか」を明確にしてもらえるようにしておくことをおすすめします。連絡してもらえるんだなと安心して放置してしまうと放置されてしまう可能性があります。

・契約書

アパートで雨漏りが起きた場合、雨漏り自体は大家さんや管理会社が保証して修理してくれる可能性が高いです。しかし問題は室内にある家財。アパートで突然雨漏りが起きた場合、家財に一切ダメージが入らない事はほぼありません。雨漏りによって家財がだめになってしまった場合、どこまで保証してもらえるかはアパートを契約した時の契約内容によります。そのためアパートで雨漏りした場合には契約書を確認し保証内容について何か記載されていないかどうかを確かめましょう。

・火災保険は使えるか

住んでいるアパートにかけている火災保険の内容を確認しましょう。加入している保険によって何を原因とした被害であれば保証できるか等が書いてあるかと思います。その内容を確認し、雨漏りによって火災保険が使用できるかどうかを確かめます。最近は多くの場合アパートを契約する際に一緒に火災保険に入る事が記載されています。もし火災保険の証書が無い場合や大家さんなどから受け取っていない場合には大家さんに火災保険について確認しましょう。

≪契約書や保険について何も記載が無い場合・・・≫

もし契約書や火災保険について何も記載がされていない場合にはアパートを管理している大家さんや管理会社と話し合いをすることになります。中には折り合いがつかず裁判などで争いになってしまう場合もありますが、出来る限り冷静にお互いの折り合いの良いところで解決できるよう交渉しましょう。

アパートで雨漏りが起きた場合の対処法についてお話してきました。アパートで雨漏りが起きた場合、基本的には大家さんや管理会社が費用を負担して修繕を行いますが、雨漏りの理由によってはその原因を作った住居者が費用を負担する必要があります。また雨漏りが起きた場合には慌てて片付ける前に写真を撮り被害状況を見返せる形で残し、そのあと出来る限りの処置を行って被害が広がってしまうのを防ぎましょう。撮っておいた写真は大家さんや管理会社との交渉に使用できる他、加入している火災保険を使用する場合にも役立てる事ができます。