外壁塗装におけるガルバリウムについて解説します♪

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今回は、外壁塗装における「ガルバリウム」について詳しく解説していきます。塗装工事を検討している方や外壁について知りたい方はぜひ参考にしてみてください！

ガルバリウムとは、アルミニウムと亜鉛の合金によってめっきされた鋼板のことです。1972年にアメリカで開発された金属素材で、現在では多くの建材メーカーが屋根材や外壁材などに採用することが多くなったポピュラーな素材の一種です。優れた耐久性や美観から採用する建物もありますが、時間の経過とともに劣化していきます。そのため、定期的なメンテナンスや塗装が必要になってきます。

ガルバリウム鋼板のメリットは以下の4つが主に挙げられます。

1. 耐用年数が長い：トタンと比較すると数倍もの違いがあります。また、外壁でよく使用される窯業系サイディングよりも耐用年数が長く長持ちさせることができます。さらに定期的なメンテナンスを行えば寿命をより延ばすことができます。
2. サビにくい：金属素材というとデメリットに錆が挙げられますが、ガルバリウム鋼板は錆が発生しにくいという特性があります。しかし、まったくサビないというわけではないため注意が必要です。
3. 耐震性に優れている：ガルバリウム鋼板は金属素材ですが、軽量であるため耐震性能が高いといえます。そのため、外壁だけでなく屋根のリフォームにも使用されます。
4. 独特な雰囲気や印象を与える：ガルバリウム鋼板は色や形状などによって与える印象を変えることができます。そのため、外観をモダン風やスタイリッシュな感じに仕上げたい方に向いている素材です。

ガルバリウム鋼板のデメリットは以下の3つが主に挙げられます。

1. サビが発生する：先ほどのメリットでも紹介したとおり、ガルバリウム鋼板はさびにくいです。しかし、どこまでいっても金属素材であることには変わりありません。そのため、いつかはサビが発生してしまいます。過度に心配する必要はありませんが、沿岸地域や工場地帯などはサビが発生しやすい環境であるため十分に留意する必要があります。
2. 凹みやすい：製品によって異なりますが、薄いものやフラットなデザインのガルバリウム鋼板は外部からの衝撃に弱いため凹みやすくなっています。そのため、「子供が良くボール遊びをする」「凹むのが嫌」といった方は、なるべく別の素材を選ぶことをおすすめします。また、形状によっても強度が異なるため波型のデザインを選ぶなどの方法もあります。
3. バリエーションが少ない：独特な雰囲気にすることができますが、デザインのバリエーションが少ないため、気に入るデザインが無かったり、物足りなさを感じてしまうこともあるかもしれません。

ガルバリウム鋼板は耐久性に優れていますが、使用していると次第にさびが発生したりなどの劣化が見られます。その要因として「紫外線」「湿気や塩害」「カビ・汚れ」などが挙げられます。そんな要因に対抗するために塗装が必要となってくるのです。また、外壁や屋根などに使用されることが多く、直接雨風が当たるため影響を受けやすくなっています。

ガルバリウム鋼板の塗装に適した塗料はシリコン塗料やフッ素系塗料、遮熱系塗料などがあります。これらの塗料は耐久性や耐候性、耐熱性など様々な性能において優れているものです。しかし、実際の塗料として使用するものはガルバリウム鋼板の状態や環境、施工業者などによって異なるため最適かどうかを見極める必要があります。

ガルバリウム鋼板は、金属素材の中でも様々な性能に優れた使用しやすいものであることがわかりました。色々なメリットがありますが、いつかは劣化してくるため定期的な塗装やメンテナンスを行う必要があります。適切な手入れを行うことでガルバリウム鋼板を使用している箇所の寿命を延ばすことができ、結果的に住宅の寿命を延ばすことができ、長期で見た際にかかる費用を抑えることができます。