外壁塗装による健康被害はある？過去の事例や注意すべきことを紹介

こんにちは！市川市で外壁塗装を行っている外壁塗装専門店シンプルプランです。外壁や屋根の劣化を放置していると建物の寿命を縮めてしまいます。そうならないためにも定期的なメンテナンスを行ったり塗装工事を行うようにしましょう。塗装に関するお悩みは弊社のスタッフまでご相談ください！最後まで対応いたします。

今回は、外壁塗装が引き起こす健康被害について紹介していきます。施工に使用される塗料には臭いが強かったり化学物質が含まれたりしているものもあります。これらが原因で起こる健康被害と対策について詳しく解説していきます。

外壁塗装による健康被害は、使用される塗料や溶剤などに含まれる有害物質が主な原因となり人体に悪影響を及ぼすことで塗装作業中や作業後の塗装を乾燥させる時間などに発生することが多いです。外壁塗装での病気を引き起こしやすい主な有機溶剤は以下のようなものがあります。

• トルエン
• キシレン
• エチルベンゼン
• メチルイソブチルケトン

これらが原因となり様々な病気や健康被害を引き起こします。ここでは、外壁塗装が引き起こしやすい病気などについて紹介していきます。

シックハウス症候群とは、塗料などが放出する化学物質が原因で頭痛やめまい、のどの痛み、倦怠感などの症状を引き起こします。主に空気汚染によって発症するため、離れた場所に移動したり、外の空気を吸ったりすると安定する場合があります。外壁塗装ではホルムアルデヒドや揮発性有機化合物が含まれている塗料を使用した時に起こりやすくなっています。

塗料などに含まれる化学物質がアレルギー反応を起こすことがあります。これは、誰にでも突然起こりうる症状ですが、特にアトピー性皮膚炎や喘息などを持っているアレルギー体質の人は施工中や塗装作業後などに症状が悪化したりする恐れがあります。

揮発性有機化合物や鉛、クロムなどの有害金属が含まれている塗料を使用した時、これらが揮発して空気中に拡散してしまいます。それを吸入することによって中毒症状を引き起こす可能性があります。また、業者のように何度も使用すれば長期間にわたる高濃度の有害物質にさらされ慢性的な健康被害を引き起こします。

シンナーは塗料を薄めるために使用されており、大量に吸い込むことで中毒症状があらわれます。症状として、のどや目に刺激感があったり、めまい、頭痛、酩酊状態などがあり、大量に吸入してしまうと呼吸麻痺を引き起こしたり、ノイローゼや呼吸困難等に陥る可能性があります。最悪の場合、命にかかわってくる恐ろしい病気です。

塗料には「イソシアネート」というポリウレタンの材料となる成分が含まれている場合があり、これが体内に入ると肺炎を引き起こします。発熱、せき、息切れ等の症状が出る可能性があるため職人はマスクを着用して作業を行います。もし、施工中に住宅内で過ごす場合はしっかり換気をして外の空気を取り入れるかマスクを着用して過ごすようにしましょう。

実際に塗装が原因で発症したケースがあります。

1. 肺炎の事例：スプレーガンで施工していた作業者がマスクを着用していたが距離が近かったため肺炎を発症してしまったという事例があります。これによって作業する位置の対策が施されました。
2. 有機溶剤中毒の事例：トルエンやキシレンがそれぞれ最低10％含有する塗料を使用して作業していたところ作業者が意識を失って倒れ、救急車で搬送された事例がある。原因として通風が不十分な場所で作業を行っていたことなどが挙げられました。その後、環境に適応する処置や防護マスクの装着などが対策として行われました。

これらのように作業者が有機溶剤や塗料に含まれる化学物質で健康被害にあっていることがわかります。また、施主や近隣の方も例外ではなく健康被害を発症するリスクがあることを覚えておきましょう。 

病気や中毒症状の発症リスクを下げるために、「安全な塗料の選択」「適切な換気」「保護具などの着用」などの対策法を行うことが重要です。

・安全な塗料の選択：有害物質の放出を抑える塗料や物質が含まれていない塗料などを選ぶことで発症のリスクを低減させることができます。

・適切な換気：作業中や作業後などは換気を行って有機物質の濃度を高めないようにしましょう。特に施工後数日間は窓を開けておくことで予防につながります。

・保護具などの着用：作業中や作業後などに臭いに異変があったり、アレルギー体質である場合などはマスクを着用したりすることをおすすめします。そうすることで少しでも吸入するリスクを減らすことができます。

外壁塗装で使用する塗料には人体に有害な物質を含んでいるものがあるということがわかりました。施工中の作業者だけでなく住宅に住んでいる人や近隣の方もしっかり対策を行って予防しておきましょう。また、少しでも体調に違和感を感じたら医療機関で受診するようにしましょう。