遮熱塗料について（パート2）

こんにちは！

 

昨日の続きで「遮熱塗料について」の後半パートです。

メリットデメリットやカタログに表記されている言葉の意味など解説していきます。

 

 

遮熱塗料のメリット

・室内温度を下げることができる

・光熱費の節約効果を得ることができる

・ヒートアイランド現象の抑制ができる

・工事の際、市区町村によって助成金を受け取ることができる。（市川市は最大10万円）

 

遮熱塗料のデメリット

・遮熱効果のない塗料に比べて費用が高くなる

・塗膜が汚れると効果を発揮しにくくなる

・冬場の寒さに対する保温効果は無い

・暗い色を選ぶ場合は効果が半減する（色による）

 

 

 

全日射反射率と近赤外日射反射率

遮熱塗料のカタログ（各色番号の部分）に記載されている全日射反射率と近赤外日射反射率とは何なのか。

 

全日射反射率➡太陽からの日射エネルギー全体の事を指します。太陽光の約50%が赤外線、約47%が可視光線、残りの3%は紫外線という内訳になっています。

全ての領域における日射エネルギーの反射率の事を全日射反射率と言います。

 

近赤外線日射反射率➡近赤外線と呼ばれる波長領域780nm〜2500nmの電磁波の反射率を指します。

数値が大きいほど遮熱効果が高いということになります。

 

近赤外線➡可視光の赤色より波長が長く、遠赤外線より波長の短いもとされており、人の目では見る事の出来ない光の事を指します。 身近なものではリモコンや、赤外線通信に使われています。

 

 

まとめ

遮熱塗料は室内の体感温度平均3度程度下げることのできる塗料で、光熱費の節約効果もあり、エコを進める今の時代に合っている塗料です。

ただし、上記でも説明されている通り、デメリットもあるので外壁塗装・屋根塗装に遮熱塗料を使う際はどういう塗料なのかを理解して上で選ばれると良いと思います。

 

※市川市では屋根塗装の際、遮熱塗料を使用すると最大10万円まで助成金を受け取ることができます。