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外壁材の種類について~ALC編~

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外壁材の種類について~ALC編~

外壁材の種類について~ALC編~

2023/06/21

こんにちは!

 

今日は外壁材の解説~ALC編~を解説していきます。

 

 

ALCとは?

ALCは、なかなか聞き慣れない言葉ですが、簡単に言うと軽量気泡コンクリートの事です。

これを板状にしたものがALCパネルやALCボードと呼ばれています。

原料は珪石、セメント、生石灰、発泡剤アルミ粉末です。

アスベストやトルエン・キシレンなどの揮発性有機化合物は一切入っていません。

 

 

ALCのメリット・デメリット

ここではALCのメリットとデメリットを説明していきます。

 

メリット

①軽量: ALCには気泡が無数にあり非常に軽量なところが最大のメリットです。

コンクリートの1/4程度の重さで、地震の揺れなどにも強い性質があります。

 

②耐火性: ALCは不燃材料なので火にも強いです。万が一火災が起きたとしても有害物質や煙を出すことがないことも特徴です。

 

③断熱性: ALCに無数にある気泡が優れた断熱性を発揮します。コンクリートの10倍もの性能で、空調の使用頻度の削減(エコ)や結露の防止など快適な空間をもたらします。

 

④地震に強い: ロッキング工法によって取り付けられるALCですが、パネルの回転によって損傷を小さくすることが可能です。

躯体の限界を超えない限り、地震に強く安全な外壁材です。

 

 

デメリット

①水を吸収しやすい: ALCパネルには防水性はなく水を吸いやすいというデメリットがあります。メンテナンス(外壁塗装)が必ず必要です。

北海道などの寒冷地ではあまり使われることがありません。(ALCが水分を含んで凍ってしまった場合膨張して損傷してしまうからです)

 

②施工の際工程が多い:サイディングに比べると工程が多くなり手間がかかります。ALCは、外壁として張り付けた後に塗装工事が必ず必要になります。

その分費用もかかってしまいます。

 

③メンテナンス費用が高い:ALCは継ぎ目にすべてコーキングが施されています。

築年数が浅い段階での外壁塗装工事でメンテナンスする場合は、目地に施されているコーキングがまだ生きていることが多いので、一回目のメンテナンスではコーキング処理しない場合もありますが、コーキングが痛んでいるとすべての継ぎ目をコーキング再施工する必要があり、サイディングに比べると3倍近くの工事費用がかかってしまいます。

 

 

まとめ

ALCはヘーベルハウスなどで使用されており高級な外壁材です。

性能も良いですが、メンテナンスもしっかりと行う必要があります。

逆にメンテナンスをしっかり行っていれば非常に長持ちする外壁材とも言えます。

水だけには気を付けましょう。

 

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