屋根材について~パミール編~
2023/06/22
こんにちは!
今日は屋根材の "パミール" について解説していきます。
パミールとは?
パミールはニチハという会社が1996年~2008年に製造・販売された屋根材です。
パミールの製造時期はアスベストの健康被害問題が報道されていたタイミングで、2006年にはアスベストが含まれている建材の製造は全面禁止となりました。
1999年には屋根材メーカー各社もアスベストを使用しない屋根材を開発・販売をしていましたが、時間もなく試行錯誤しながらの製造だったため、検証精度も低く不具合が起こる屋根材となってしまいました。
※アミールの他にもコロニアルNEO/クボタ、かわらU/セキスイなど数社同じような屋根材が存在します。
屋根塗装は可能?
結論から申し上げると、パミールは塗装不可です。
ミルフィーユ現象と呼ばれているのですが、表面から一枚一枚剝がれてしまうので、塗装をしてもすぐに剥がれてしまいます。
また剥がれたまま放置すると素地から水を含んで、劣化が進んでしまいます。
パミールのメンテナンス方法は?
パミールは塗装不可とお伝えした通り、屋根塗装でのメンテナンスはできません。
メンテナンス方法は二種類で、現状のパミールの上に新しく屋根材を重ねて施工する屋根カバー工事(重ね葺き)と、現状のパミールを撤去して新しく屋根材を取り付ける屋根葺き替え工事があります。
屋根葺き替え工事は、パミールの解体費用や廃材処分費用がかかるので、コストを考えると屋根カバー工事がオススメです。
屋根材は同じようなスレート屋根を施工する場合と、ガルバリウム鋼板で作られた錆にも強い屋根材やアスファルトシングルといった洋風の屋根材などから選べます。
オススメは断然ガルバリウム鋼板製の屋根材です。(横暖ルーフシリーズやスーパーガルテクトシリーズ)
まとめ
お客様が念願のマイホームを手に入れたタイミングがアスベスト禁止前後の時代の場合、パミール以外にも塗装不可能な屋根材が使用されている場合があります。
屋根カバー工事等は通常の塗装よりも費用が大幅にアップしてしまうので、心苦しいですが、ご自宅の屋根の下地等が痛んでしまう前に是非一度ご検討くださいませ。
当社では地域密着で施工してまいりますので、気になることが御座いましたらいつでもお問い合わせください!
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