縁切り・タスペーサーについて
2023/07/31
こんにちは!
今日は屋根塗装の際に必ず行う「縁切り」「タスペーサー」について解説します。
見積りを取得すると、殆どの業者さんの屋根塗装の項目に記載されているのが、「タスペーサー」「縁切り作業」です。
ここではそれぞれどういう作業なのか、何の為なのかを説明していきます。
縁切りとは?
縁切りとは、スレート(コロニアル)屋根の塗装後(下塗り・中塗り・上塗り終了後)に屋根の隙間に入ってしまった塗料をカッターや縁切り工具で切って隙間を空ける作業です。
タスペーサーとは?
株式会社セイムが開発・製造している縁切り部材の事です。
縁切り作業の代わりに行う作業で、屋根と屋根の間に差し込み使用します。
縁切り作業よりも簡単になり、時間短縮にもなります。
下塗り塗装後にタスペーサーを差し込み、中塗り・上塗りを行うことで、スレート(コロニアル)屋根の目詰まりを防ぎます。
何の為に行うのか?
では何の為に縁切り作業やタスペーサーの差し込みが必要なのでしょうか。
新築時の屋根は雨が降った際に、屋根の内側に雨水が差し込んだ場合でも、ちゃんと下に流れるようになっており、屋根に雨水が溜まらない仕組みになっています。
しかし、屋根塗装をすると、屋根と屋根の隙間に塗料が入り込むこともあり、そのままにすると入り込んだ雨水がその場にとどまってしまい、雨漏りの原因となってしまいます。
雨漏りがとどまることを防ぐために、屋根の隙間が必要になります。
毛細管現象防止の役割もある
また、毛細管現象と言う表面張力にも似た現象を防ぐ効果もあります。
毛細管現象とは、細い管を液体の中に入れたときに、管の中の液面が管の外よりも高くなる現象の事を言います。
屋根塗装では屋根と屋根の隙間が狭ければ狭いほど、毛細管現象を引き起こし、屋根の内側に水分が広がっていきます。
逆に言うと、屋根と屋根の隙間が大きければ毛細管現象は起こらないので雨漏りを防ぐことができます。
まとめ
本日は、縁切り作業・タスペーサーについての解説でした。
あまり聞き慣れない「毛細管現象」も大事な知識の一つです。
お見積りに記載されているかは確認が必要です。
宜しくお願い致します。
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