中塗りと上塗りの色は変えた方がいいの？？

こんにちは！

 

本日は、外壁塗装の中塗りと上塗りは色を変えた方がいいのか論争についてお答えします。

 

先に結論ですが、中塗りと上塗りは同じ色で塗るべきです！！

その理由を解説していきます。

 

 

外壁塗装（屋根塗装含む）は基本的に3回塗りを行います。

下塗り、中塗り、上塗りと言います。

 

1回目の塗装➡下塗り➡既存の外壁と塗料の密着性を良くするための接着剤の様な役割（透明や白が主流）

2回目の塗装➡中塗り➡お客様と打ち合わせをした色を塗装します。

3回目の塗装➡上塗り➡2回目の中塗りを同じ色で色ムラをなくし厚みを付けるための仕上げ塗装です。

 

少し前から、この2回目の塗装である中塗りと3回目の塗装である上塗りの色を変えて塗装工事を行う業者がしばしば現れました。

 

色替えの理由としては、手抜き工事をしていないというアピール（しっかり3回塗装している）の為です。

要するに、信用の無い会社が信用を得るために色替えの塗装工事を行うのです。

 

業者側には他にもメリットがあり、他のお客様の塗装工事で使用して余った塗料をもってきて中塗りで使用することにより、材料費が浮くのです。

且つ、お客様に対してはちゃんと3回塗装してますというアピールができるので一石二鳥と言うわけです。

 

ですが、実際は同じ色で中塗りと上塗りを施工するべきです。

違う色を塗ることで、仕上がりに影響が出てきます。

しっかりと膜厚（塗料の厚み）が取れていない部分に関しては、中塗りの色が目立ってしまうこともあります。

また、在庫塗料を使わずに新規で中塗りを発注する場合、中塗りと上塗りを同色で塗装する場合と比べると、必要な缶数が増えるので、材料費が上がります。

この費用もお客様負担になるので、工事金額が上がってしまうというデメリットもあります。

 

どうしても中塗りと上塗りの色を変えたい場合は、上記の様なデメリットもあるという事を認識したうえでご検討ください。